01. よだかの星



悲しみに追いつかれぬよう 真っ直ぐに空を目指すよ
昨日なんて振り切る《速度(スピード)》で
何の為に歌ってるの? 何の為に走って来た?
《命を燃やした証(ほし)》を残そう……


夜の帳(とばり)... 降りる岸辺で... 独り宵闇(よいやみ)... 星を見ていた...
何処へ行っても... 異端だと弾かれ... 切れた唇... 風が凍(し)みる...

No more rage... No more grief...

憎しみのない 理想の世界を 想い描けども...
望まれて 遣(や)ってきた その根拠さえもなく...
Love me do... Love me do...
叫び続けた...

哀しみに追いつかれぬよう 真っ直ぐに空を目指すよ
涙なんて振り切る《速度(スピード)》で
何の為に生きているの? 何の為に生まれてきた?
《命を燃やす場所(ほし)》を探そう……


その風に凍えてるのは... 血を流す硝子細工...
寧(むし)ろ檻の中震えてるのは... 嘘吐きな《自我(おまえ)》の影...

だ か ら

《現実(かなしみ)》に追いつかれぬよう 真っ直ぐに《理想(そら)》を目指すよ
《燻っていた過去の自分(きのう)》なんて振り切る《全速力(スピード)》で
何の為に謳(うた)ってるの? 何の為に疾(はし)って来た?
《命を燃やし尽くした証(ほし)》を遺(のこ)そう……


やがて加速する白い吐息... 煌(きら)めく花になり...
砕けては胸を刺す... それでも...

群れた奴らが噂する 悪意の風に曝(さら)され 夜鷹(よだか)はただ翔(か)け昇る
死んでもいい
 生きてるなら 燃えてやれ!






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