web媒体を中心にニッチでエッジィな情報をお届けする、
『HEAVY EDGE』の渋川鋭士ッス。シクヨロ! いやぁ、ヴァニスタ、シビれるわ。 雷神の一撃っつうか。シビれサンダーからの、激アツ&激アツじゃん。 最高に滾るロックナンバーを届けてくれたわけだけど、 謎の音楽プロデューサーRevo氏との出会いって、どんな感じだったの? |
||
そいつは凄ぇ出会いだなぁ。
Revoっちって、別の世界から来たって説マジ? 世界ってか、地平線って言うんだっけ。本当、不思議な人だよな。 黒い服を着ていて、サングラスを掛けていて、手には指輪をしている、と(笑)。 ――ってメンゴメンゴ。俺の悪いくせ。話を本筋に戻そう。 それで、最初にどんな会話を交わしたの? |
||
偏見なし、脚色なし、フラットなインタビューを心掛けております、
オールジャンル歌謡系の音楽雑誌、「SOUND AROUND」の山口と申します。 本誌での取材は初めてということで、宜しくお願い致します。 まずは簡単で構いませんので、 ノエルさんと音楽との出会いを教えて頂けませんか? |
||
なるほど。そこで一旦音楽の道を鎖してしまったと。
しかし、そのまま終わったのでは、現在のノエルさんには繋がらないのでは? |
||
なるほど。それは意外と言っては失礼かもしれませんが、
非常にハートフルなエピソードですね。 お婆様の愛がノエルさんの音楽の道を再び照らしたと。 しかし、そのような幼年期の充ち足りた愛情の原体験と言うべきものは、 ノエルさんの楽曲の印象からは……。 いえ、偏見は禁物。もう少し掘り下げさせて頂いても宜しいですか? |
||
――確かに。それは言えてるなぁ。
ヴァニスタの楽曲と言えば、血を吐くような魂のシャウトと、 それを支え更に加速する攻撃的なギターサウンドが肝だと思うんだけど。 ノエっちとギターの出逢いってどうだったの? |
||
ワォ! ガキの頃、同じようなこと俺も考えてたよ。
中二病ってやつの一種だっけ? 上等じゃん。 もっとも、お前ほど強烈な自意識で青春と殴り合ってはなかったけどね(笑)。 ……ところで、ノエル。 お前は、いまでもロックで世界を壊せると思っているか? |
||
ご機嫌よう。お会いできて本当に光栄ですわ。
耽美系月刊音楽誌『✝V-ROCK HEAVEN✝』のmarie*marieで御座います。 私が今一番注目しているバンド、『VANISHING STARLIGHT』。 気になるノエル様のバンド活動の馴初めなど、色々お伺いしても宜しいかしら? |
||
まぁ、そんな識られざる物語がお有りでしたのね。
若き日の傷痕。哀しい煌めき。 それ故に、暫くは打ち込みによる、お独りでの活動の方に傾倒されたのかしら? |
||
――なるほど。それは興味深いですね。
ところで「Noel」さんって、凄く素敵なお名前ですね。 私は超単純な名前なので、正直言って憧れます。 「一」と書いて「ハジメ」、山口と合わせても七画しかないんですよ?(笑)。 |
||
……。
これは、軽率な事を申し上げてしまったのかも知れません。 もし、気分を害されたなら、申し訳ありません。何卒ご容赦ください。 お母様は女手ひとつでノエルさんをお育てになられた? ……あの、私の記憶違いでしたら、重ね重ね誠に申し訳ないのですが、 以前お伺いした際には、お婆様とお二人で暮らされていたと……。 |
||
ウォッカ!? ウォーターではなく?
またまた、ご冗談を(笑)。 しかし、僭越ながら過去の事に対して今更慰み申し上げません。 貴兄の未来、これからの音楽活動を支援することでこそ、 私は私の好意を示したい。そう感じました。 それにしてもウォッカ。本当はロシアの血も入ってませんか?(一同爆笑)。 |
||
――きっと、そういう部分も含めて音楽に反映されてますのね。
私、増々興味がわいてしまいましたわ。 お紅茶のおかわりはいかが? それは、特別な方にはお出ししない茶葉ですのよ。 ノエ様の多感な過ぎ去りし季節の物語。もっとゆっくりとお伺いしたいわ。 |
||
……ノエ様、言葉は凶器よ。
扱い方を誤れば相手はもとより、己をも殺めてしまうもの。 抜き身の刃は美しいけれど、とても危ういわ。 私で宜しければ、アナタの鞘になって差し上げられたら……って、 何を言っているのかしら私……嘘、嘘。冗談ですわっ/// |
||
――でゴグってみたんだけど、まったく出て来ないぜ?
その愛用のESPってメーカー、マジ? 本当に地球上に存在してんの?(笑) ……そうだ、楽器と言えば。 ノエっちって昔から色んな西洋楽器触ってたみたいだけど、 もしかして実家って結構やんごとなき感じ? |
||
……そうか。また話したくなったら言ってくれればいいし、
話したくなかったら言わなくていい。 だが、ノエル、俺から一言だけ言わせてくれ。 例えお前の話がすべて嘘だったとしても、お前の努力と音楽は本物だ。 俺はいつだって、何度だって、騙されてやるよッ! |
||
――つまり、何故、宮沢賢治を存じ上げなかったのか、
まったくもって不徳の致すところですが……。 素晴らしい作品との出逢いは、宝石にも勝るものだと思っています。 人が潜在的に内包する闇夜を照らすのは、そういった星々なのかもしれません。 ノエル、それが歪な輝きであったとしても、 貴方の音楽もまた、どうしようもない程に私の心を惹きつけて止まないのです。 |
||
……。
(私はかける言葉を失い、ただ彼の肩に手を置くことしか出来なかった。 彼が紡ぐ愛の歌に抱いていた、言い知れぬ違和感。 その正体を垣間見たような気がした。 それは、幼い子供が独り闇の中で泣き叫び、 どれほど求めようと、決して与えられなかったものへの憧憬。 いや、むしろ、残酷なほど、復讐に近いものなのかも知れない……。) |
||
――故に先生は、お辞めになったのね。
ロックミュージシャンとは180度ベクトルが違いますものね。 正直、信じられませんわ。でも、私、子供が好きな方って、何となく判りますもの。 実は、こう見えて、私も子供が大好きなのですのよ? 将来的に子供は何人が宜しいのかしら? 男の子も良いけど、女の子も可愛いわ。 ……っと、その前に、お好きな女性のタイプをお聞きしなきゃ!? |
||
あら、女は嫉妬深い生き物ですわよ。たとえ相手が神であったとしてもね。
でも、これは一本取られましたわね。意地悪なノエノエ(笑)。 それなら、最後に今後の活動予定と読者へのメッセージを頂けるかしら? |
||
――まぁ!? 渋谷航海堂? 知らない会場ですわね…。
でも、それは朗報ね。是非、私も拝見したいわ! |
||
――渋谷後悔堂? ワォ、マジか!?
何処? ってか、それって俺でも行けんの? |
||
――渋谷更改堂? 重ね重ね存じ上げず恐縮ですが……
それは、素晴らしい! 熱いライブを期待しています―― |
||
――11文字のメッセージ?
「生 き て る な ら 燃 え て や れ」 |
||||
ですわねっ!
だなッ!
ですね!
|
||||