最期の戦果
Vocal:月香
※歌詞カード記載の図は似た絵文字へ置き換え、または簡略化しています。
『Der letzte Serfolg』NA：Sascha
【最期の戦果】
壁の彼方 駆けだす影 皆を連れて 南目指す
兵馬(へいば)の群れ 平和の為 礎(いしずえ)となる 意志を抱(いだ)いて
――だが
今は独り 今際(いまわ)の《同胞(とも)》 切り捨てても 北を目指す
上手くいかず 馬も無くし 原始的に 原野(げんや)を奔(はし)る
壊れた装置は投げ棄(す)てた 鍛えた己の足で往(ゆ)く
世界が何(ど)れほど無慈悲でも 私は最期(さいご)まで屈しない
文明の恩恵とは何か？
剣の代わりに取った✏(ペン)を 戦う意志で走らせ
武器を構え 不気味な森 翳(かげ)りのなか 壁を目指す
震える手で 古い📖(手帳) 記したのは 知り得た事実
恐怖はいつでも牙を剥く 弱音を吐くのを待っている
自由を求めて踏み出した 私は最期(さいご)まで屈しない
木立(こだち)の陰に 不意に現れた 巨人はなんと！？ 口を開き――
「…ユ…ミル…の…たみ……」「…ユミル…さま…」「よくぞ…」
――と 意味の有り気な 言葉紡(つむ)ぐ……
その姿には... 知性の... 煌(きら)めく... 素養あり...
意思の... 疎通が... 可能と見た...
私は... 言葉を... 振り絞り... 投げ――
かけた問いに 言葉はなく
ただ... うめき声だけが 森の静寂(しじま)に響く
人類史上初めて 巨人と意思を通わせた……
そう思ったのは幻想 現実はいつも限界で
上回る(オーバー)... 許容量(キャパシティ)... キレた... 私は...
矢継ぎ早(やつぎばや)... 悪意を... 射ちだす... 「この世から消え失せろ!!」
代わる代わる 変わる事態 怒号の果て 何処を目指す？
追われる影 終わりのない 問いに惑(まど)う 遠い空の下
潰(つい)えた希望に背を向けて 背負った🪽(つばさ)を翻(ひるがえ)し
儚い明日へと走りだす 私は最期(さいご)まで
手にした全てが奪われる 最後は誰にも訪れる
人生(いのち)が何(ど)れほど無意味でも 私は最期(さいご)まで闘った
嗚呼... 私は最期(さいご)まで屈しない……
「これは… 最期まで闘ったイルゼ・ラングナーの……戦果だ」リヴァイ CV:神谷浩史
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二ヶ月後の君へ
紅蓮の弓矢
14文字の伝言
紅蓮の座標
最期の戦果
神の御業
自由の翼
双翼のヒカリ
自由の代償
彼女は冷たい棺の中で
心臓を捧げよ！
青春は花火のように
