02. Schwarz ~そして少女は森の中~
作詞/編曲:Revo 作曲:霜月はるか
蒼く月映す水面に漕ぎ出した
白く小さな手は不器用に櫂(かい)を手繰(たぐ)り
昏(くら)く森を閉ざすように纏(まと)う霧は深くなる……
辿りつきたる岸辺に咲ける花は――
鮮やかに腐(ふ)す程に仄甘く――
「追憶ノ鎖ニ繋ガレタママ父親(にげるもの)ヲ追イ駈ケ彷徨(さまよ)ウガイイ……」
少女惑ワス森ノ声ハ奥ヘト誘イ込ム
死と月明かりにくちづけ踊る蝶は――
鮮やかに舞う程に仄紅(ほのあか)く――
「追憶ノ揺リ籠ニ揺ラレナガラ望ム幻想(ゆめ)ニ抱カレ朽チ果テルガイイ……」
――薄れゆく意識が見せた懐かしい幼き日の幻影(まぼろし) →
【散らばった歪(いびつ)な木片(かけら)を崩さないように積み上げる遊戯】
← 何度も上手く積もうとしたんだ――
そうだ...泣かないよ...『約束(ゆびきり)』したから……
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Weiβ ~幻想への誘い~
Schwarz ~そして少女は森の中~
Schwarzweiβ ~霧の向こうに繋がる世界~