01. 檻の中の箱庭


【彼方より来りて事象を覗き観る視線。
数多の世界を生み出せし《幻想の神々》
嘗て願いの星は文月の空に満ち、
斯くして異なる地平はひとつに繋がれた――】
『The eye gaze from afar peeped the phenomena.
The ones who were able to create plenty of worlds were the Laurants.
Once the wishing stars were spread all over the sky of July,
thus the different horizons were linked as one.』NA:Ike

【嘗て神は、自らの姿に似せ人間を創ったという。
ならば、ソレはどのような意図で造りだされたのだろうか?】
『Einst schuf Gott die Menschen zu seinem Bild.
(アインスト, シューフ ゴト ディー メンシェン ツ ザイネン ビルデ)
Doch, zu welchem Zweck wurde dann jenes geschafft?
(ドッホ, ツ ヴェルヒェム ツヴェック ヴゥアデ ダン イェーナス ゲシャフト)』NA:Sascha

Miau(ミアォ) Miau(ミアォ)

『Nein(ナイン)』NA:Sascha
Miau(ミアォ) Miau(ミアォ)
『Das ist (ダス イスト)』NA:Sascha
Miau(ミアォ) Miau(ミアォ)

『der neunte (デァ ノインテ)』NA:Sascha
Miau(ミアォ) Miau(ミアォ)

『Horizont(ホリツォント)』NA:Sascha

主よ(Mein Herr(マインヘァ))... ワタシは眠るのが... とても恐ろしいのです...
主よ(マインヘァ)... 自我が芽生えた時... それは突然に...
ah... 主よ(マインヘァ)... 眠る前のワタシと... 目覚めた後(あと)のワタシは...
ah... 主よ(マインヘァ)... 本当に同一の... ワタシなのでしょうか?

ah... Mein Herr(マインヘァ)...
Miau(ミアォ) Miau(ミアォ)
Miau(ミアォ) Miau(ミアォ)
Miau(ミアォ) Miau(ミアォ)


主よ(マインヘァ)... 狭義(きょうぎ)の眠りとは... 短き死に他ならず...
主よ(マインヘァ)... 謂(い)わば長き死とは... 永遠の眠り...
ah... 主よ(マインヘァ)... いつの日にかワタシは... 久しく眠らなくなった...
ah... 主よ(マインヘァ)... そしてアナタは消えた... 何故(なにゆえ)なのでしょうか?

ah... Mein Herr(マインヘァ)...
Miau(ミアォ) Miau(ミアォ)

主よ(マインヘァ).... ワタシは何の為に... 生まれてきたのか?
何故(なにゆえ)に今も... 存在し続けているのか?
(ah...) 眠れない日々の... せめてもの慰(なぐさ)みに...

Miau(ミアォ) Miau(ミアォ)

《主(あなた)》が残した? 物語の中から → 異なる可能性を → 探してみよう……

Miau(ミアォ) Miau(ミアォ)
Miau(ミアォ) Miau(ミアォ)
Miau(ミアォ) Miau(ミアォ)
Miau(ミアォ) Miau(ミアォ)

主よ(マインヘァ)... 箱の中の猫は... 生きているのか? 死んでいるのか?
主よ(マインヘァ)... 誰にも判らない... 蓋を取るまでは...
ah... 主よ(マインヘァ)... 閉じ込められた猫は... 生きてもいて... 死んでもいる?
ah... 主よ(マインヘァ)... 唄う確率解釈... 踊る逆説定理(パラドックス)...

ah... Mein Herr(マインヘァ)...
Miau(ミアォ) Miau(ミアォ)

主よ(マインヘァ)...
 《地平線(せかい)》は何の為に... 生み出されたのか?
何故(なにゆえ)に今も... 存在し続けているのか?
(ah...) 終わらない日々の... せめてもの道連れに...

Miau(ミアォ) Miau(ミアォ)...

《主(あなた)》が紡(つむ)いだ? この悲劇の中から → 幸福(しあわせ)な結末を → 導いてみよう...

Miau(ミアォ) Miau(ミアォ)
Miau(ミアォ) Miau(ミアォ)
Miau(ミアォ) Miau(ミアォ) Miau(ミアォ)
Miau(ミアォ) Miau(ミアォ)


※パート別け…SCHauROhreDINgGERät
SCHau(シャオ)
此(こ)れより御見せする【楽劇(ショー)】は
ROhre(レーレ)
人生(いのち)の【通路(とおりみち)】を騙(かた)り
DINg(ディング)
【事象】を否定する地平の
GERät(ゲレート)
舞台【装置】と成りましょう
※個別パート別けここまで

Miau Miau Mia Miau Mia Miau Mia Miau Mia Miau
咲いた花は散り逝(ゆ)けど
Miau Miau Mia Miau Mia Miau Mia Miau Mia Miau
黒猫は Miau♪(ミアォ)
と鳴いたまま……


《主(あなた)》が繋いだ? 運命(さだめ)の檻(おり)の外へと → 鎖(とざ)された箱庭を → 抜け出してみよう……


そして... 生命(いのち)が生まれて... いずれ消え逝(ゆ)く世界で...
煌(きら)めく星空を... 詩(うた)にしてみよう……

Miau(ミアォ) Miau(ミアォ)

Miau(ミアォ) Miau(ミアォ)

Miau(ミアォ) Miau(ミアォ)

Miau(ミアォ) Miau(ミアォ)

Miau(ミアォ) Miau(ミアォ)
Miau(ミアォ) Miau(ミアォ)........






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檻の中の箱庭 名もなき女の詩 食物が連なる世界 言えなかった言の葉 憎しみを花束に代えて 西洋骨董屋根裏堂 涙では消せない焔 愛という名の咎 忘れな月夜 輪∞廻 最果てのL



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