04. 硝子の棺で眠る姫君

『Neid(ナイド)【嫉妬】』NA:Sascha

「硝子の棺 眠る姫君 君は何故この境界を越えてしまったのか?
さあ、唄ってごらん…」CV:Revo


真雪の肌は白く 黒檀(こくだん)の髪は黒く
血潮のように赤い唇 冬に望まれ産まれた私

柔らかな温もり 過ぎ去りし春の匂い
甘く切ない痛み遺して 生母(はは)は遠くへ逝ってしまった……

「鏡よ鏡……此の世界で一番、美しいのは、誰なのかしら?」
「其れは貴女――《王妃様[die Konigin(ディケニギン)]》!」
王妃「オーホホホホ!」CV:MIKI


継母(ままはは)は冷たく 亡母(なきはは)の愛を憶(おも)いだし
独り抱きしめ虚像と踊る 月日を重ね娘に成った……

「鏡よ鏡……此の世界で一番、美しいのは、誰なのかしら?」
「其れは貴女――《王妃様[die Konigin(ディケニギン)]》でしたが……
今では[彼女/]――《雪白姫[Schneewittchen(シュネーヴィトヒェン)]》!」
王妃「キィィィィー!」CV:MIKI

狩人「おぉおぉおぉぉ…!はぁ はぁ… ひ、姫ー!あぁー…」CV:Jimang
白雪姫「いやー! こっち来ないで 爺や」CV:黒沢ともよ
狩人「待っとくれー」CV:Jimang
白雪姫「無理ー!!」CV:黒沢ともよ
狩人「姫ー!!」CV:Jimang

「狩人の爺やに 追いかけられ 森の奥へと逃げる……」
狩人「っひ、っひひひひ姫!」CV:Jimang
「ワシだって本当は、こんなこと……したくなかったんじゃよ」
白雪姫「あっ!」CV:黒沢ともよ
「だったら、どうして?」
「姫よ、お妃様にゃ逆らえぬ」
「お願い、助けて!」
「姫よ、殺すワシも辛いんじゃよ」
「それなら、私もうお城(うち)には、帰らないと約束するわ」
「それなら、ワシにも策がある。猪殺して身代わりにしよう!」
白雪姫「うん!」CV:黒沢ともよ

『――そして、私を待っていたのは……。』NA:黒沢ともよ

宵闇の迫る影が 進む道を呑み込んでゆく
迷い込んだ見知らぬ森の
小さな可愛いお家

白雪姫「ふぁ~…」CV:黒沢ともよ


小人「あーっ おいらの寝床で誰か寝とるんゲン!」
小人達「「マジで!?」」
小人「死んでガルト?」
小人「いや、まだ生きてリッヒ!」
小人「みんな、どうするんベルク?」 Cv:Jimang
小人「「うーん…」」
小人「こういう場合は大抵 王子様が接吻すればイーネン!」
小人達「「おぉ!」」
小人「で、誰かこの中に王子様はいるんシュタイン?」CV:中村悠一
小人「いや、この際 お爺様でも イいんじゃね?」
小人達「「それダ!」」
小人達「「ん~~っ」」
白雪姫「ぐーてんもるげん!」CV:黒沢ともよ
小人達「「おお!?」」

『寝起きも超スッキリな美少女、私の目覚めを待っていたのは、
可笑しな訛(なま)りを持った七人の愉快な小人達で、
その後、狡賢(ずるがし)い継母(はは)の謀略により、幾度か死にかけたが、
その都度、奇跡的に復活し続けたのであった!』CV:黒沢ともよ

※一部物語の本筋とは関係ない音声が、流れている可能性が御座います…。
「貴様、何者だ!」
「私の名はIdolfried Ehrenberg(イドルフリート エーレンベルク)。イドと呼んでくれ給え」
「ふざけるな、Cortes(コルテス)はどこだ!」
「君のような低能に、教える義理は無い」
「うるさい!」

老婆「もし」CV:MIKI
「ごめんね、お婆さん。
どんな人も、家へは、入れちゃいけないのよ……」


「お留守番かい? 偉いねぇ!
さぁ、真っ赤に熟れてる林檎[Apfel(アップフェル)]。お前さんに1つあげよう、
ほれ!」

「ごめんね、お婆さん。
いらない。私何も、貰っちゃいけないのよ……」

「あらまぁ、心配症だねえ!
そうとなりゃ、抱いてる疑惑[Zweifel(ツヴァイフェル)]。この婆と2つに分けよう!」

抗えない 誘ってる悪魔[Teufel(トォイフェル)] 7つめの罪は蜜の味
老婆「いただきます…。」CV:MIKI
白雪姫「いただきまーす!…うっ」CV:黒沢ともよ
老婆「ヒッヒッヒ!」CV:MIKI

「鏡よ鏡……此の世界で一番、美しいのは、誰なのかしら?」
「其れは貴女(あなた)――《王妃様[die Konigin(ディケニギン)]》!」
王妃「おーっほっほっほっほっほ!」CV:MIKI


「成る程。それで君は騙されたわけだね?
ならば、ある男の特殊な性癖を君の復讐に利用してみようか
さあ、もうしばし、運命の相手は夢の世界で待つものさ」CV:Revo


僕の理想の花嫁は 何処に居るのだろう?
嗚呼 西も東も 北も南も 雨にも負けず 風にも負けず
捜したけれど 見つからないのさ

未来に開く 少女も 過去に開いた 老婆も
蕾も花も 生きとし生ける 全ての女性(ひと)を 愛でても尚 見つからない

宵闇の迫る陰が 進む道を呑み込んでゆく
迷い込んだ見知らぬ森の 小さな可愛いお家

儘、閉ざされた硝子の中で、
眠るように死んでる君は、
誰よりも、嗚呼、美しい。
やっと、見つけたよ!

王子「【小人】Zwerge(ツヴェルク)達よ、その死体を私に譲ってはくれないかな?」CV:鈴木結女
小人「こいつ」
小人「どう」
小人「見ても」
小人「王」
小人「子」
小人「様」
小人「だし」
小人達「「「いいんじゃね?」」」

「さぁ、もうすぐあの阿呆共がやらかすぞ…。心の準備は宜しいかな?お姫様」CV:Revo
王子「お前たち、くれぐれも慎重に運ぶように」CV:鈴木結女
家来「はい、殿下! あっ!? 」
王子「ああっ…」CV:鈴木結女
白雪姫「Guten Morgen!」CV:黒沢ともよ
王子・家来「ああー!?」CV:鈴木結女
「さぁ、復讐劇の始まりだ!」CV:Revo

魔性の肌は白く 黒曜の髪は黒く
焔のように赤い唇
妬いたのが お前の罪なら
灼けた靴で――

「来い!」
「うっ…」

死 ぬ 迄 踊 れ !

白雪姫「あははははは!あーっははははは!あはは!」CV:黒沢ともよ
王妃「あちちちち!あぁーっ!あちちちち!ギャー!!」CV:MIKI
白雪姫「なーにそれ?もっと上手に踊って下さらない?せっかくの可愛い娘の婚礼なのよ?あはは!あーっははははは!あははは!」CV:黒沢ともよ
王子「なんてことだ…」CV:鈴木結女


エリーゼ「鏡ヨ鏡、メル鏡。此ノ世界デ一番可愛イノハ誰カシラ?ウフフ」CV:藤田咲
「勿論、それはエリーゼ姫さ」CV:Revo
エリーゼ「本当!?嬉シイ!アハハハハハ!」CV:藤田咲






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