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恋は果てまで止まらない

『Once smothered, now overbrimming
the desire of the maiden
With nostalgic memories, The prologue begins.』NA:Ike
【かつては抑え込んでいたが、今はあふれ出している
ある乙女の願い。
懐かしい記憶とともにプロローグは始まる】


想い出の《大切な記憶(アルバム)》を
振り返れば
いつでも 二人が
隣にいて 笑ってた
大好きだった陽だまりのような――

あの場所をずっと...
壊したくないと...
気付かない振りしてた...
でも...

これ以上はきっと...
ごまかし切れない...
本当の気持ちに...
もう...
気付いちゃったから……

許理(こり)
いつも二人
《何かよく分かんない魔法？
の力で遠くの人が映る不思議な箱(テレビ)》
で見た
《見ると元気になれる超可愛い女の子達(アイドル)》を
真似て踊ってたよね

「「ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト
　ツーツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイトー――……」」天野宮比・八石許理

《当時この辺で一番馬鹿でかい
複合商業施設(となりまち)》の握手会も
手を繋いで歩いてったよね――

LEON
MALL

「ほんとに行けるかな……」八石許理
「ふたりならっ！たとえ世界の果てまでも！」天野宮比
「果てまではムリだよ…」八石許理

その帰り道...
歩き疲れて...
知らない夕暮れに...

「疲れた…なんか足も痛い……このパン屋さっきも見たような」天野宮比
「えーん…おうちに帰りたいよぉ」
「大丈夫、許理(ゆるり?)は絶対に私が連れて帰る！」天野宮比

本当は...
泣きたい気持ち...
我慢してたよ？

《馬鹿だけど約8ヶ月妹の
可愛い幼馴染(？？※)》が
先に泣いてたから――

結局... 探しに来てくれた
《馬鹿だけどピンチの時には
結局頼れるもう一人の
幼馴染(あいつ)》の顔を見た時に

「おーい、おまえらー！ なんだよ(?)レオンモールに行ってやがって(?) 〈※ライオン(LEON)っぽいポーズをする〉
ガキがふたりで信じらんねぇ」猿田犬彦
「うえーーん！おうちにかえりたいー　えーーん」天野宮比
「ったく、しょうがねぇな。ほら乗れ。〈※宮比をおんぶする〉
〈※許理に向かって〉～ は大丈夫か？」猿田犬彦
「うん」

ギャン泣きして
おぶられて帰った日の夕焼け
今も覚えてるよ――

「ご利益ぱねぇ神社へ LET'S GO!」天野宮比

早鐘打つ鼓動..
「うっ…！！（倒れる音）」天野宮比



星空へと続く、暗闇の坂道。
あの社(やしろ)に参詣(さんけい)できるのは、死者か、生者か。
八百万(やおよろず)の神々の解釈は、鳥居の外側に。

望みの結末に至るまで、幾度でもやり直せばいい。

我々は...

廻∞り(めぐり)続ける――
(NA:大塚明夫)

その《歌い踊る偶像》ごっこをして遊んでた幼馴染みが好きなのね。
別に良いんじゃない？
同性愛は「生産性がない」なんて言う人もいるけど、馬鹿げてるわ。
純粋に【愛】という幻想に浸って生きれるなら、【幸0304】じゃない。
死の連鎖を生み続ける異性愛だって、
到底意義のある生産性なんてないわ。

その探しにきてくれた幼馴染みが好きなのね。
今のままの関係の方が【幸0304】だったって可能性も
なくはないと思うけど。
人を好きになったことがない私には、
到底理解できない感情なんでしょうね。
まぁいいわ。
そこに、どんな《結末へと至る物語》があるのかしら？